岸本弘美の資格・学歴・職歴
資格
1972年 一級建築士 登録番号 第76858号
学歴
1969年 京都大学工学部建築学科卒業
1972年 京都大学工学部建築学第二専攻終了
1975年 京都大学工学部建築学科博士課程中退
1975年 ローマ大学建築学科在学
職歴
1976年~1978年 イタリア、ローマ、パオロ・ポルトゲージ事務所勤務
① 1976年~1978年 ローマ・イスラムセンター等に従事
1978年~1988年 株式会社横河建築設計事務所勤務
② 1982年~1984年 ビルマ、ラングーンでTVスタジオ新築工事に従事
③ 1986年~1988年 パラグアイ、アスンシオンでパ・日人づくりセンター新築工事に従事
④ 1988年 ㈱東洋エンジニアリングのテックビル新築工事に日本設計とJVで従事
1988年 株式会社 岸本総合計画事務所開設、代表として現在に至る。
⑤ 1997年~2003年 ㈱日本設計の協力事務所として業務協力
⑥ 2005年~2009年 ㈱東急設計コンサルタントの協力事務所として業務協力
2010年以降は、練馬区を中心に、その他板橋区等の役所関連の委託業務を多数行っています。
経歴の補足
① 1976年~1978年 ローマにあるパオロ・ポルトゲージ事務所でローマ・イスラムセンター等に従事した。
下の写真はGoogleMapによる、完成後の航空写真で計画開始から約20年かかった。
② 1982年~1984年 ビルマ、ラングーン滞在
JAICAの無償資金援助により、ビルマTV局の設計・監理を行った。
当時ビルマは鎖国政策の中にあり、建設資材、工事機材が極めて不足していたため、多くを
日本から持ち込んで建設するために非常にコストが高かった。そこで、きめ細かくコストコントロール
を行い、当初の予想額ではスタジオは2か所計画は困難とされていたが、大幅なコスト削減により、2か所
のスタジオを計画、実現した。
根切工事:遺跡調査のようにほとんど手掘りで掘削した。
コンクリート工事:女性が中華鍋に生コンを入れて頭に載せて運ぶ。
大勢で頑張っても一日30m²打設できれば上出来だった。
③ 1986年~1988年 パラグアイ、アスンシオン在
JAICAの無償資金援助により、パラグアイ・日本人づくりセンターの設計・監理を行った。
当時は非常に珍しかった建設資材の現地調達を、パラグアイだけでなく、ブエノスアイレスや
サンパウロを調査して、可能な限り現地調達を行った。大幅コストダウンが可能であることを
不審がるジェネコンの積算担当者を、3ヶ月間あちこち案内して納得させたことを思い出す。
中庭から、500人用の講堂を見るスケッチ
バロック風イメージは、スペイン語圏のパラグアイでは違和感なく受け入れられた。
500席の講堂
残響時間1.0から1.6秒の残響可変版を設置。電動回転をやめ、レバーによる手動回転方式にして
製作もほとんどすべてアスンシオンの職人が行った。革張りの椅子はブエノスアイレスから
1脚1万円強で調達した。
④ 1988年 ㈱東洋エンジニアリングのテックビル新築工事に日本設計とJVで従事
GoogleMapによる航空写真

北側外観スケッチ
⑤ 1997年~2003年 ㈱日本設計の協力事務所として業務協力
特に以下の再開発業務は足掛け7年に渡り従事した。当初は横浜市が事業主体となり長年にわたって
すすめてきた事業であったが、2003年ごろいきづまり民間のPFI事業に変更された。
⑥ 2005年~2009年 ㈱東急設計コンサルタントの協力事務所として業務協力
たまプラーザB街区の設計と監理に従事
たまプラーザAⅢ街区の西側立面の検討スケッチ
たまプラーザAⅢ街区の設計に従事、監理は2009年の8月まで従事